Mumps
おたふくかぜ
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は片側あるいは両側の耳の下、時にあごの下がはれるのが特徴のウイルス感染症です。
潜伏期間
2~3週間 (平均18日前後)です。
症状
耳の下が腫れます(通常1~2週間で治ります)。
発熱
38度前後が3~4日続くことが多いようです。
合併症
最も多い合併症は髄膜炎で、100人に1~3人と言われています。
最近、注目されているのが難聴です。アメリカの教科書では1万人に1人くらいと書いていますが、もっと頻度が多いのではないかと言われています。
片側だけのことが多いのですが、治療が難しい難聴です。
その他髄膜脳炎、睾丸炎、卵巣炎、膵炎など、稀ですがなる場合があります。
治療
ウイルスをやっつける薬はないので、痛いときは湿布をしたり、痛み止めを飲んだりします。
家庭で気をつけること
- すっぱいもの、よくかまないと食べれないものは避けましょう(痛くなります)。痛いときはあまりかまなくても食べられるものがよいでしょう。
- お風呂は熱がなければかまいません。
こんな時はもう一度受診を
- 頭痛が強く、何回も吐く時
- 1週間以上腫れが引かない時
- 高熱が続き、水分が取れない時
- 腹痛がある、睾丸を痛がる時
- 耳の聞こえがおかしい時
保育所・幼稚園・学校
耳の下が腫れた日を0日とし、5日間は登園、登校を控えましょう。