Chickenpox
みずぼうそう(水痘)
みずぼうそう(水痘)は伝染力の強い病気で、5歳までに約80%の子供がかかると言われています。
健康な子供は一般に軽症で済みますが、中には重症化することもあります。特に大人はひどいようです。
潜伏期間
2週間前後です。
症状
赤い発疹
全身に約250~500個できます(少ない人もいます)。
2~3日がピークで、1週間ぐらいで、全部かさぶたになります。
発熱
発熱しない人もいますが、38度前後が2~3日続くことが多いようです。
合併症
発疹が化膿することがあります。まれに脳炎、肝炎を起すことがあります。
治療
- 飲み薬
みずぼうそうのウイルスをやっつける薬。かゆみどめの飲み薬を使うこともあります。化膿した場合は抗生剤。 - 塗り薬
かゆみ止め
家庭で気をつけること
- かゆいけど,化膿したりするので、引っ掻かないほうがいいです。
- 熱がなければシャワーなどで清潔にした方がよいです。
- 食べ物は特に制限はありませんが、口に発疹ができた場合はしみるもの(すっぱいものなど)は食べられないので、無理はしないようにしましょう。
こんな時はもう一度受診を
- ぼんやりしたり、ぐったりしている時
- 発疹が化膿した場合
- 4日以上熱が下がらない場合
保育所・幼稚園・学校
すべての発疹がかさぶたになったら可能です。
予防接種
- 予防接種をした場合、みずぼうそうにかからない率は約70%です。
- 残り30%の人が予防接種をしていてもみずぼうそうにかかりますが、その中の90%の人は発疹が50個以内、発熱がないなどの軽症となります。
- また、水痘患者と接触し、72時間以内に予防接種をすれば軽症化となるようです。